難聴児の支援推進 静岡県立総合病院、豪の研究者と意見交換

@S[アットエス]
2019/3/13


 難聴児支援の先進国とされるオーストラリアの研究者らが12日、

静岡市葵区の県立総合病院を訪れた。


 田中一成院長らと、先天性難聴児の早期発見・治療の推進に向けて意見交換した。

先天性難聴への取り組みについて説明するオーストラリアの研究者ら=12日午前、静岡市葵区の県立総合病院


  訪れたのは同国に本社を置く人工内耳などの医療機器メーカーの研究者ら。

同国では、風疹の流行で先天性難聴の子どもが増加したことや、

第2次大戦後に難聴を訴える人が多かったことを背景に

国レベルで研究が始まったという。


 聴覚障害の診断からリハビリまでを行う専門職「オーディオロジスト」

を中心とした取り組みにより、難聴児の多くが音声言語を獲得し

一般校に通っていることなどが報告された。


 同病院の出席者からは、オーディオロジストの養成課程などについて質問があった。  


 同病院では療育を見据えた早期の治療介入のほか、

難聴に関する研究が進められている。




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