河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
2019年03月11日
仙台市は10日、東日本大震災の伝承と防災啓発の在り方を市民と考える
「仙台防災未来フォーラム2019」を青葉区の仙台国際センターで開いた。
「主役はマルチステークホルダー(多様な当事者)」をテーマに、
若者や女性、障害者、外国人ら多彩な参加者が教訓や活動を伝えた。
段ボールのジオラマを前に発表する吉成中の生徒
パネル討論、発表、体験型講座、舞台イベントの
4分野に35のプログラムを用意。
ブース展示を含めて延べ76団体が集まった。
段ボールでジオラマを作り、学区の地形を学んだ袋原小(太白区)
の5年生8人と吉成中(青葉区)の2年生10人は、
2メートル四方の作品を前に学習成果を発表した。
「危険な場所がないかどうか実際に歩いて調べた」
「ジオラマを避難訓練に活用したい」
などと話した。
女性や若者が地域づくりに関わる方法を話し合う講座には
33人が6班に分かれ参加した。
「リーダーは多様な考えを受け入れてほしい」
「意思決定の場に子どもを加えてはどうか」
といった意見が出た。
視覚、聴覚障害者と支援者は震災時の体験を紹介。
外国人旅行者の防災上の課題に関する報告もあった。
フォーラムは今年で4回目。
0コメント