聴覚障害の岡部祐介が、横浜市立小学校を訪問

Paraphoto   2019年2月6日


校庭で児童に実技を指導する岡部祐介


 昨年10月全国障害者スポーツ大会福井しあわせ元気大会
陸上200メートルで6年連続優勝を果たした聴覚障害
の岡部祐介(ライフネット生命)が、1月22日横浜市立鉄小学校
(青葉区・森愛子校長)を訪問。


 小学校4年生の児童27名と一緒に校庭を走った。 

念入りなウォームアップ後、ゆっくり走る・50メートル・80メートルの

3グループに分かれて競争。


 最後は体育主任でもある担任も加わり、大いに盛り上がった。

一緒に走った児童らは、岡部の走りに「早い!」と驚いていた。

校庭を児童全員と一緒に走った


教室で児童へ、「私のチャレンジ」を講義


 その後、教室に移り、岡部はプロジェクターと手話を用い、

2人の手話通訳者に交互に通訳してもらいながら講義した。


 一般の小学校に通って辛かったこと、ろう学校に入学して

陸上と出会い、先生や両親から「強い気持ちを持ってあきらめないことが大事」

と励まされ、苦しい練習に耐えて大会で優勝し、陸上が楽しくなったことなどを話した。


  ピストルの音が聞こえない岡部から

「どのようにスタートをしているか?」とクイズが出され、

児童たちは日本に一つしかないスタートランプ

(発光することによってスタートを知らせる機器)や

デフリンピックについて学んだ。


  最後に岡部は、

「夢を持ち、あきらめずチャレンジすることが大事」と語った。


児童と給食を共にした


 講義後は児童らと一緒に給食をとり、口を大きく開けて話す児童の

言葉を読みながら、さらにコミュニケーションをはかった。 


 岡部は1月25日に、平成30年度横浜スポーツ表彰で優秀選手賞を受賞した。

 昨年、福井しあわせ元気大会で100メートルを競技中に

右足の肉離れを起こしたが、順調に回復。


11月アジア大会のための6月の選考会に向けて、

トレーニングに励んでいる。

 

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