全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
【日本財団助成事業】
「電話の自動音声認識実証実験」モニター募集(4/1~8/31)
一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会(以下、全難聴)ではこの度日本財団の助成を得て、電話利用での自動音声認識ソフトの有効性を検証する実証実験を行います。つきましては、実証実験にご参加いただけるモニターを募集いたします。
実証実験の期間中、モニターの方に各自がお持ちのスマートフォン(Android:バージョン6.0以上※)に文字付き電話アプリをダウンロードいただきます。文字付き電話を実生活の場で自由にご利用いただき、電話利用での自動音声認識ソフトの実用性を評価していただきます。※iPhoneおよび他のスマートフォンはご利用いただけません。ご了承ください。
■文字付き電話アプリとは
文字付き電話アプリは、相手先と音声で通話しながら、同時にリアルタイムで文字でもみることができるアプリです。相手の声が聴きづらい難聴者や高齢者などの電話に役立ちます。実証実験では自動音声認識ソフトとオペレータによる手入力をお試しいただきます。
■募集要領
・お申込み期間:2019年4月1日(月曜)~ 2019年8月31日(土曜)
・実証実験期間:2019年6月1日(土曜)~ 2019年9月30日(月曜)
・募集人数 :最大500名(定員になり次第打ち切り)
・応募できる方:発声ができる聴覚障害者で、Android(バージョン6.0以上)スマートフォンをお持ちの方(電話会社は限定されません)
・参加費用 無料(電話料金・パケット通信料は利用者自己負担となります)
■お申し込みとご利用までの流れ
1 こちらの登録フォームからお申し込みください
2 1週間以内に申し込み受付メールが返信されます
3 5月下旬に、文字付き電話用アダプターと操作説明書が郵送されます
4 6月1日(土曜)よりご利用いただけます
■実証実験の背景
最近の自動音声認識ソフトの進歩は大きなものがあり、電話音声の文字化への活用も期待されています。しかし電話での音声認識ソフトの活用には通常の利用と違い、通信回線を経由すること、相手先が不特定であり環境が様々なことや、音声認識の精度が相手の話し方に左右されることなど多くのハードルがあるため、その能力を十分発揮することが難しい側面があります。さらに目の前に相手がいないため認識精度も会話の理解に大きく影響します。
今回の実証実験は、多くの方に実際の生活場面で自動音声認識ソフト利用の文字付き電話を利用していただくことにより、現在の自動音声認識のレベルでどの程度まで実用可能かを実証することを目的としています。自動音声認識ソフトは2種用意し、あわせてオペレータによる手入力との比較も行います。実証実験の結果・分析は全難聴ホームページやセミナーなどで紹介させていただく予定です。
■お問い合わせ先
(一社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会事務所
〒162-0066 東京都新宿区市谷台町14-5 MSビル市ヶ谷台1F
E-mail: jissho@zennancho.or.jp
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