産経ニュース
2019.3.15
全国で唯一の視覚、聴覚障害者のための国立大学
「筑波技術大」(茨城県つくば市天久保)で15日、
卒業式にあたる学位記授与式が行われ、
82人が社会へと旅立った。
筑波技術大で行われた学位授与式=15日午前、つくば市天久保(篠崎理撮影)
保護者らが見守る中、大越教夫学長が壇上で各学科の代表らに
学位記を授与した後、ステージから降りて
一人一人に言葉をかけ、学位記を直接手渡した。
式辞で大越学長は
「常識や知識は国や文化、時代によって大きく変わる。そのため、まず学び続けることが重要だ」
と語った。
卒業生代表で保健科学部保健学科鍼灸(しんきゅう)学専攻の
角田(つのだ)岳志さん(25)は
「障害があっても援助を受けるのが当たり前と思わず、これからは自分自身が人の役に立ち社会に貢献していきたい」
と謝辞を述べた。
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