【映画】“二重の少数者”孤立の現状知って 映画監督が講演

大分合同新聞
2019/02/28


 男性とも女性とも言い切れない「Xジェンダー」を自認し、

聴覚障害のある映画監督今井ミカさん(30)

=横浜市=の講演会が18日、大分市内のホールであった。


 「私のようなダブルマイノリティー(二重の少数者)が孤立しがちな現状を知って」

と呼び掛けた。


  群馬県出身の今井さんは耳の不自由な両親の元で育ち、

初恋は女性だったと紹介。


「大学に入って初めて聴覚障害と性的少数者の境遇を併せ持つ他者に出会えた」

と振り返り、市内外から訪れた約110人に

「性の在り方を決めなくてもいい社会になれば」

と訴えた。 


 県などが主催。

耳が不自由な女性カップルの恋愛を描いた

全編手話の監督作

「虹色の朝が来るまで」

の上映もあった。







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