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2019年2月26日
電通デジタル・クリエイティブ・センターとピラミッドフィルムクアドラは25日、
聴覚障がいを持つ子どもたちの音楽教育を支援するデバイス
「Palm Beat」を使用した特別授業を実施したことを明らかにした。
「Palm Beat」は、教師が指揮棒型のデバイスを振ると信号が発信され、
生徒たちが持つ卵型デバイスが光りながら振動する仕組み。
これによって、歌のテンポやリズムを手に伝わる感覚で
生徒たちへいっせいに伝達することができる。
これまでは教師が生徒一人ひとりの肩をトントン叩くなどして
テンポやリズムの感覚を教えていたが、それだけでは習得が難しかったことから、
どうすれば生徒たちがもっと音楽を楽しみ学ぶことができるかという
課題を解決するために開発された。
昨年秋には、筑波大学附属聴覚特別支援学校小学部で音楽授業を担当している
山本カヨ子教諭の協力のもと、「Palm Beat」を使用した特別授業を実施した。
さらに、「Palm Beat」を使って3週間の練習を重ねてきた
歌を披露する発表会も開催した。
その様子を公式サイトでWeb動画公開している。
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