下野新聞「SOON」ニュース
【宇都宮】
心のバリアフリーを推進するストリート音楽祭
「とっておきの音楽祭 inうつのみや」
をPRするプレイベントが24日、野沢町のパルティで初めて開かれる。
音楽祭は9月開催を予定しており、同委員会の
沼野彩香(ぬまのさやか)実行委員長(28)は
「音楽を通して、誰もが楽しめる空間づくりができると知ってほしい」
と来場を呼び掛けている。
チラシを手に来場を呼び掛ける沼野実行委員長
とっておきの音楽祭は2001年、障害のある人とない人が
共存する社会を目指し仙台市で始まった。
市民が商店街などを舞台に演奏するイベントで、各地域の有志による
実行委員会が企画・運営し、これまで全国20カ所で実施された。
沼野さんは10年ほど前に初めて音楽祭を目にし、
「街の連帯感に魅力を感じた」と宇都宮での開催を決意した。
2年前には同じ志を持った2人と発祥地である仙台市を再び訪れ、
主催団体に相談するなど試行錯誤。昨
年夏、周囲に声を掛け30人で実行委員会を結成した。
プレイベント当日は2部制で、
第1部は同市の音楽祭を題材としたドキュメンタリー映画
「オハイエ!」を上映する。
第2部ではオリジナルのプチ音楽祭を開き、
視覚や聴覚障害がある人らでつくる4グループが
ピアノや和太鼓の演奏を披露する。
会場は車いすの人がゆったり過ごせるスペースを設けるなど、
バリアフリー環境の整備にも力をいれる。
1部は午前10時~正午、
2部は午後1時半~3時半。
定員300人で入場無料。
当日のボランティアスタッフも募集している。
(問)同実行委員会
totteoki.utsunomiya@gmail.com
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