「チャレンジ大切」を伝えたい 難聴者バスケで活躍の15歳

産経ニュース  2018.12.22


 聴覚障害者向けの競技「デフバスケットボール」で、岩手県雫石町立雫石中3年の

高山和也さん(15)が注目を集めている。

米ワシントンで行われた、デフバスケットボール世界選手権大会でプレーする高山和也さん(中央)=7月(西口恵さん提供)


 21歳以下で争う今年7月の世界選手権大会で

男子日本代表に最年少で選ばれ、準優勝に貢献。

「同じ障害のある子供に、チャレンジすることの大切さを伝えたい」と話している。 


 大会で日本代表は決勝戦まで勝ち進み、惜しくも開催国の米国に敗れた。

高山さんは身長約170センチと小柄だが、存在感を示した。

米ワシントンで行われた、デフバスケットボール世界選手権大会でプレーする高山和也さん
=7月(西口恵さん提供)


  幼い頃から難聴の高山さんは、小学4年でバスケットボールを始めた。

普段は補聴器を着け、中学の部活動で健聴者と一緒にプレーしている。 


 自身の聴覚障害の程度は比較的軽いが、世界の舞台で共に戦った

貴重な経験から「重い障害の人の気持ちが分かる。それが誇り」

と胸を張る。




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