シブヤ経済新聞 2018.11.09
渋谷ヒカリエなどで「超福祉展」
墨字+点字書体、拍手で光るデバイスなど
義手と楽器を融合した「Musiarm」(手前)などが並ぶ会場
渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階の「8/」を中心に11月7日から、「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」が開催されている。主催はNPO法人ピープルデザイン研究所(千駄ヶ谷1)。
墨字と点字を組み合わせた書体「ブレイルノイエ」
展示や体験、シンポジウムなどを通じて、福祉に対するイメージや
意識の転換を目指す同展は、2014年に始まり今年で5回目を迎える。
同階の「COURT」「CUBE」では、「LINEビーコン」を搭載したデバイスや
LINEなどを活用し妊婦や車いす利用者、外国人旅行客など
「困っている」人と「手助けしたい」人をマッチングする「&HAND」、
サイネージを搭載したカップホルダー「セレンブラー」、
サイネージを搭載したカップホルダー「セレンブラー」
手話学習アプリ「ゲームで学べる手話辞典」、義手と楽器を融合した「Musiarm」、
手話学習アプリ「ゲームで学べる手話辞典」
拍手することでLEDが光るコンサート演出用デバイス「Clap Light」、
手でアクセルとブレーキを操作する手動運転補助装置「グイドシンプレックス」などを展示。
手でアクセルもブレーキも操作できる「グイドシンプレックス」
館内では、墨字と点字を組み合わせた書体「ブレイルノイエ」を
エレベーターのボタン部分にも貼っている。
8階の横に掲出している「チョーフクシテン」の部分
期間中「COURT」では、音声AR(拡張現実)、髪の毛で音を感じる
インターフェース「オンテナ」を活用したスポーツ観戦体験、
ビジネスの視点で「ダイバーシティー(多様性)」「インクルージョン(包括)」を
考えるなどのシンポジウムやワークショップも展開する。
今月10日(13時~16時)にはハチ公前広場でイベントを開く。
広場のモニュメント東急5000系車両(愛称:青ガエル)のラッピング、
渋谷に本社を構えるアダストリア(渋谷2)と洋服のリデザインプロジェクト「コオフク塾」
がコラボした取り組みの紹介、点字ブロックをスマートスピーカーやLINEと連携し、
音声で視覚障がい者の支援を図る「VIBLO by HAND」の体験会などを予定。
開催時間は11時~20時。
入場無料。11月13日まで。
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