TOKYOweb 2018年11月8日
「超福祉展」渋谷で開幕
楽器になる義手など展示
福祉の枠を超えた社会を目指す「超福祉展」が七日、渋谷区で始まった。
十三日まで、展示やシンポジウム、体験型のイベントが開かれる。
メイン会場の渋谷ヒカリエ八階では、最新の研究成果の展示が並ぶ。
慶応大が開発したのは楽器になる義手。
「Musiarm」と名付けられ、音階だけでなく、さまざまな
効果を加えた音を出すことができる。
楽器になる義手(手前)などを展示する超福祉展のメイン会場=渋谷区の渋谷ヒカリエで
かっこよさを追求した車いす、
ゲームをしながら手話を学べるスマートフォンのアプリなど、
多彩な成果に触れられる。
同展は、二〇一四年から渋谷区と同区のピープルデザイン研究所(須藤シンジ代表理事)
が共催し、今年で五回目。
今回は、文部科学省が「超福祉の学校」と名づけたフォーラムを十、十一日に
渋谷キャストで開く。
須藤さんは「超福祉と言う言葉を国が使ってくれるのは画期的だ」と話す。
障害者の多様な働き方を考えるトークや、特技を生かして
活動する障害者のインタビューなどがある。
またヒカリエ五階では、区内の障害者施設の利用者と桑沢デザイン研究所の
学生が制作した雑貨などを販売する
「シブヤを持ち歩く超芸術ショップ」も開設している。
(神谷円香)
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