産経ニュース 2018.10.14
手話や筆談駆使し謎解き
耳の不自由な人と健常者がゲーム
京都・元淳風小学校
京都市下京区のイベントスペース「元淳風(じゅんぷう)小学校」で
13日、耳の不自由な人と健常者とが一緒に楽しめる体験型イベント
「異言語脱出ゲーム~淳風大学からの卒業 SDGsバージョン~」が開かれた。
国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」が掲げる
「不平等をなくす」という目標を知ってもらおうと、
京都国際映画祭に合わせて開催された。
ゲームでは、耳の不自由な人と健常者が6人1組となり、
さまざまな謎を解きながら淳風大学という架空の大学の卒業を目指す。
参加者らは、手話や筆談を駆使して相談しながら、
一部が空白になった文章の意味を考えるなど、
数々の謎解きに挑戦していた。
- 異言語脱出ゲームって!? -
異言語脱出ゲームとは、謎解きの要素に手話、筆談、音声などを組み合わせた新しいスタイルの脱出ゲーム。 参加者はろう者・難聴者と、聴者でチームを組みゲームにチャレンジします。音を聞かないと解けない謎、手話を知らないと解けない謎等があり、手話と音声言語の“異なる言語”を持つ者同士がチーム一丸となって「伝え合う」ことを通じて脱出を目指します。
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