絶大な人気を誇る米国出身のカリスマラッパー「エミネム」。
そんなエミネムのライブ会場で、聴覚障害者の人たちも
楽しめるよう手話通訳を担当したひとりの女性が注目を浴びている。
しかしエミネムといえば、マシンガンのごとく言葉を繰り出す
“超高速ラップ” が特徴のはずだが……
果たして本当に手話通訳することが可能なのだろうか?
・踊りながら全身で手話を表現
手話通訳の様子は、エミネムのライブの様子を収めた
動画「Eminem’s Sign Language Interpreter Kills His Supersonic Speed
Part Of Rap God (Firefly 2018)」で確認できる。
再生すると聴こえてくるのは、超高速ラップで有名なヒット曲
『Rap God』だ。画面右にはエミネム、左には通訳をする女性が映し出される。
女性の動きを確認すると……めちゃノリノリ!
踊るように全身で表現する手話がなんともカッコいいぞ!!
さらに見逃せないのは、動画の00:16あたりの曲中で最も早口になるところだ。
女性はエミネムの超高速ラップについていけるのか……?
と思いきや、まったく止まることなく超キレッキレの手話を披露!
ていうかこの女性いったい何者なんだ!?
▼ エミネムのライブの様子がこちら
・約50~80時間かけて準備
彼女の名前はホリー・マニアッティさん。
海外メディア・VOICE OF JOURNALISTSによると、米国バーモント州出身で
通訳やASL(アメリカ手話)の学位を取得している、手話通訳のスペシャリストだ。
これまで、エミネムの他にウータン・クラン、ワカ・フロッカ・フレイム
スヌープドッグといった大御所のライブでも手話通訳を担当していることで
知られるホリーさん。
ライブの前には約50~80時間もかけて準備を行っているという。
なるほど、入念に下準備をしているからこそ素晴らしい
パフォーマンスを見せてくれるわけだ。
今後もより多くの人がライブを楽しめるよう
ホリーさんのような手話通訳者が活躍し続けることを願うばかりである。
参照元:YouTube VOICE OF JOURNALISTS(英語)
執筆:K.ナガハシ
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