手話の普及を目指す条例制定などが進む中、県内で手話通訳者の登録人数が伸び悩んでいる。県障害者計画は、同登録数を平成25年度実績の137人から毎年7人程度増やし、令和元年度に179人まで引き上げる目標を掲げる。ただ新規登録の一方で高齢化や転居による辞退もあって平成30年度末の登録数は前年度より8人減少、5年前と同じ137人に逆戻りした。通訳者の養成には時間が必要で、本年度の目標達成が困難となる中、新たな人材確保策も求められることになりそうだ。
■毎年7人増は未達成
県は平成26年度に前計画が終了したのを受けて、新たに27~31年度の5年間を期間とする障害者計画を策定。この中で県登録の手話通訳者について、年間7人の新たな登録を目指す具体的な数値目標を盛り込んでいた…
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