07月07日

【茨城新聞】筑波技術大 博物館に手話通訳 聴覚障害者、ガイドに

|企業情報|採用情報|個人情報保護方針|著作権・リンク|お問合せ|2019年7月6日(土)聴覚障害者が博物館や水族館を訪れた際に内容を理解できるよう、手話通訳によるボランティアガイドを育成する取り組みが、筑波技術大で進められている。聴覚障害者にとっては、博物館は手話での解説の場がほとんどないため、十分な満足を得られていないのが現状。同大の研究室は聴覚障害者自身を手話通訳者として生かす考えで、「障害者が文化的な情報に接する機会を増やしたい」と話している。 取り組んでいるのは、同大の生田目(なまため)美紀教授の研究室。手話を日常的に使う聴覚障害者自身を通訳ボランティアとして育てる考えで、まず3人を募集する。手話通訳を必要とする博物館や水族館も募り、双方をマッチングする。ボランティアの採用や研修時には同大から手話通訳者を派遣して支える。博物館側は、ボランティアと展示説明の内容を話し合い、ツアーやショーの進行中にリアルタイムで聴覚障害者向けに通訳できるようにする。 生田目教授は「展示員やショーの司会の説明を聞くと臨場感や面白さが伝わるのと同じく、聴覚障害者も手話通訳が内容を臨機応変に説明したり、質疑に応じてくれたりすることでわくわくして楽しむことができる」と効果を語る。<© 2014 THE IBARAKI SHIMBUN Co.,Ltd. All Rights Reserved.

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