日本経済新聞
2019/3/26
群馬銀行は26日、店舗に翻訳機や手話通訳サービスを導入すると発表した。一部の営業店から始め、順次拡大する。4月からの改正入管法の施行で増加が予想される外国人や、障害者などの来店客の利便性を高める。
4月から携帯型翻訳機「ポケトーク」の導入を始める。74言語に対応しており、口座の開設や住所変更の手続きで活用する。まず伊勢崎支店(群馬県伊勢崎市)、太田支店(太田市)、大泉支店(大泉町)に導入する。3店は外国人客の来店が多く、特に大泉支店では最近1年間の口座開設数のうち、外国人が24%を占めるという。
翻訳機の導入は5年目行員が提案した事業案を採用した。事業の提案に携わった桐生南支店の坂本真穂さんは「支店で外国人のお客様と触れ合うことも多い。行員にとっても役に立つと思う」と話す。
6月からは20~30店を対象に手話通訳サービスを導入する。窓口のタブレット端末を利用し、遠隔で手話通訳者と対話できる。支店長や窓口係などを対象に、車いすの操作など高齢者や障害者の介助方法を学ぶ研修も実施する予定だ。
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