読売新聞オンライン
2019.3.23
「5003号」(左)の出発式でテープカットする関係者
長崎電気軌道が新たに導入した超低床式車両「5003号」の出発式が22日、長崎市大橋町の浦上車庫内で行われた。昇降口とホームの差がほとんどないバリアフリー設計で、発光ダイオード(LED)を使用した4か国語対応の行き先表示などが特徴だ。
同社は高齢者や車いすの乗客に配慮した超低床式車両の導入を進めており、今回で6両目。行き先表示はこれまでの日本語と英語に中国語と韓国語を追加した。
さらに、
聴覚障害者が扉の開閉を認識できるよう、乗車口の上部に照明を設置した。
国と同市の補助を受け、約2億3700万円をかけて導入。21年度中にも、超低床式車両を1両増やす計画という。
式典では、同社の中島典明社長が「今後も長崎市民や観光客から愛される路面電車の運行を目指していきたい」とあいさつ。その後、試乗会が行われ、関係者らを乗せた車両が蛍茶屋までを往復した。
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