佐賀新聞LiVE 2019.3.13
NTT西日本佐賀支店(島智恭支店長)は5日、
耳や言葉が不自由な人がコミュニケーションツールとして使える
「電話お願い手帳」を、佐賀県聴覚障害者協会に贈った。
「電話お願い手帳」の贈呈に関する目録を渡すNTT西日本佐賀支店の島智恭支店長(左)と佐賀県聴覚障害者協会の中村稔理事長=佐賀市の同協会
同協会には100部が贈られ、希望する会員に配る予定。
県内ではほかに、県立ろう学校や県庁、20市町に合計460部を贈った。
手帳は横9センチ、縦13センチ。
「代わりに電話をかけて」
「病院へ連絡して」
などのメッセージが書かれ、指さすことで近くの人に意志を伝え、
お願いすることができる。
手帳の中身は、日常や緊急時に連絡などをお願いする文書かれている
贈呈式では、島支店長が県聴覚障害者協会の中村稔理事長に目録を手渡した。
島支店長は
「昨今、災害が多くなり、手帳には災害用伝言ダイヤルも掲載している。皆さんのお役に立てていただければ」
とあいさつした。
中村理事長は
「37年の長い間、聴覚障害者に理解いただき、ありがとうございます」
と手話で感謝を述べ、高齢の方は手帳を使うことが多いことも伝えた。
手帳の贈呈は、1983年に千葉県の電報電話局に
客から寄せられた要望から始まり、今年で37年目を迎える。
2016年からは、ウェブ版やアプリ版も登場した。
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