朝日新聞デジタル
2019年3月1日
京都市消防局は1日から、音声での119番通報が難しい
聴覚障害者と言語障害者向けに、メッセージの送信で
非常を通報できる試みを始める。
NET119のホーム画面=京都市消防局提供
新サービスの名称は「NET119」。
あらかじめ氏名や住所、生年月日を登録しておき、
専用のURLが発行される。
緊急時にスマートフォンや携帯電話でアクセスすると、
メッセージで消防指令センターとやり取りでき、
GPS機能により所在地もわかる。
総務課によると、音声で伝えることが難しい人たちから
年間で数十件の119番通報がある。
担当者は
「状況を把握するのにかなりの時間がかかっていたが、今後は迅速な対応が可能になる」
と話す。
総務省消防庁によると、府内では昨年12月時点で
京丹後、舞鶴、福知山、綾部の4市がすでに同様の仕組みを導入している。
管理者のメールアドレス
(entry_26100@entry10.web119.info)
に何も書かずに送り、届いた専用の書式に個人情報の登録を済ませると、
数日後に専用のURLが知らされる仕組みだ。
問い合わせは消防局市民安全課(075・212・6695)。
(中山直樹)
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