朝日新聞デジタル 2019年3月1日
県立新潟聾(ろう)学校幼稚部(新潟市東区小金台)で
28日、一足早い「ひなまつり会」があり、
園児が劇や合奏などを通じて日ごろの学習成果を発表した。
演劇「ブレーメンの音楽隊」を披露する県立新潟聾学校幼稚部の園児たち=新潟市東区小金台
同校によると、ひなまつり会は3月3日の「耳の日」にちなみ、
1955年ごろに始まったという。
聴覚に障害のある園児たちが物語の役になりきることで、
言葉や手話を「生きた言葉」として
使えるようにすることが目的の一つだ。
この日、園児11人は手話や声を交えて絵本
「くれよんのくろくん」「ぐりとぐら」などの演劇を元気いっぱいに披露したり、
「うれしいひなまつり」を歌ったりした。
「ブレーメンの音楽隊」で猫の役をした熊倉暖人くん(6)は
「大きな声を出して頑張った。面白かった」。
合奏で木琴を奏でた大谷そよさん(5)は
「楽しかった。上手にできた」
と話した。
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