要約筆記のミニ講座 2日から、佐賀市で全5回

佐賀新聞LiVE
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佐賀県聴覚障害者サポートセンターは、3月2日から30日まで
要約筆記者の養成講座を開く。

 全5回のミニ講座で、文字通訳による「情報保障」に関心を持ってもらい、

5月から開く本講座の受講につなげる。 


 要約筆記は、講演会などで話された言葉を文字に起こして

スクリーンに映し、同時通訳する。

佐賀県聴覚障害者サポートセンターで開かれた要約筆記講座の様子=佐賀市 


 2人1組で文字をパソコンで打ったり、手書きしたりする。

ミニ講座では、パソコンの専用ソフトの使い方などを学ぶ。


 会場は佐賀市の同センター(佐賀商工ビル4階)で

毎週土曜に開き、最終日は3月30日。

 定員10人でテキスト代500円が必要。


 県内の要約筆記者は約20人で、慢性的に不足している。

さらに2023年の佐賀県国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会でも、

情報保障が必要になるため筆記者の養成が急務となっている。


  5月からの本講座は、約半年間で全84時間。

認定試験は毎年2月に実施されており、合格率は約3割。


 同センターは

「まずはこのミニ講座で興味を持ってもらいたい」

と話す。


 受講にはパソコンが必要だが、貸与の相談にも応じる。

問い合わせは同センター、電話0952(40)7700。




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