中日新聞(CHUNICHI Web)
2019年2月26日
誰でも気軽に楽しめる「ニュースポーツ」の体験教室が二十四日、
敦賀市総合運動公園であり、市内の視覚、聴覚障害者ら十六人が汗を流した。
運動する機会が少ない障害者に体を動かしてもらおうと市が主催し、
しあわせ福井スポーツ協会のスポーツ指導員などが指導した。
参加者は卓球台を囲んで座り、細長い木板で鈴の入ったピンポン球を
転がして打ち合う「卓球バレー」や、車輪付きの木製ストーンを使って
床上で競技する「フロアカーリング」など四種目に挑戦した。
フロアカーリングを楽しむ参加者たち=敦賀市総合運動公園体育館で
視覚障害がある人には付き添いの人が
「的まで三メートルですよ」などと手助け。
好プレーが出ると、チームメートが拍手をして盛り上がった。
聴覚障害のある遊津貞美子さん(57)は
「障害のある仲間たちは、みなスポーツが好き。今後も一緒に楽しみたい」
と笑顔を見せた。
指導した清水清春さん(57)は
「障害に応じて投げる場所を変えるなど、誰もが楽しめるように工夫することが大切」
と話していた。
(高野正憲)
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