2中日新聞(CHUNICHI Web)019年2月21日
原田英之市長に受賞作を説明する石川博彬さん(右)=袋井市役所で
第三十三回障害者による書道・写真全国コンテスト
(日本障害者リハビリテーション協会主催)
の写真部門で金賞に選ばれた袋井市浅羽の石川博彬(ひろよし)さん(75)
が二十日、市役所で原田英之市長に喜びを報告した。
受賞作「夏陽(なつのひ)と母子たちの像」は、昨年夏に市内を流れる
原野谷川に架かる静橋で撮影した。
青空を背景に太陽の日差しを浴びて立つ母親と子どものブロンズ像「せいくらべ」を、
美しいシルエットと印象的な構図で表現している。
聴覚障害がある石川さんは中学生の時から写真を始めた。
同コンテストでは第三十回に銅賞を、三十二回に銀賞を受賞しており、
今回初めて最高賞の金賞に輝いた。
写真部門は百四十八点の応募があり、金賞は十人で県内では唯一人だという。
手話通訳者とともに市役所を訪れた石川さんは、受賞作などを説明しながら
「金賞はこれまで頑張って勉強してきた成果。これからも腕を磨き、
写真を撮り続けていきたい」
と原田市長に語った。
(土屋祐二)
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