朝日新聞デジタル 2019年2月17日
上方落語の重鎮で「手話落語」を手がけた四代目桂福団治(78)
の生き様を描いたドキュメンタリー映画「人情噺(ばなし)の福団治」
(制作・配給、グループ現代)の上映が16日、
神戸市中央区の元町映画館で始まった。22日まで。
舞台あいさつをする伊藤有紀監督(左)と桂福若さん=神戸市中央区
福団治は三重県出身で、三代目桂春団治に弟子入りした。
寄席では、登場人物の心の機微を表現する「人情噺」に精力的に取り組み、
テレビやラジオ番組でも人気を博した。
しかし1970年代後半に声帯ポリープを患い、
一時声が出せなくなり、出演番組をすべて失った。
これをきっかけに手話を学び、「手話落語」を思いついた。
聴覚障害のある弟子も持った。
映画では福団治が手話と言葉の両方を用いた落語で
観客を笑いに誘うシーンも描かれている。
映画は2016年に九州で初公…・・・
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