HBC北海道放送 02月05日
北海道放送(株)
聴覚に障害のある人が、最新の電子機器を使って生の音楽を楽しみました。
札幌のライブ会場です。 お客さんが席で丸い玉を抱えて座っています。
この球は「サウンドハグ」という装置です。
楽器の音をマイクで拾うと、コンピューターが解析して振動に変えます。
また、音の高さや曲の盛り上がりに応じて色も変化します。
ライブが始まりました。
札幌創成高校太鼓部の力強い演奏に合わせてサウンドハグが色を変え、
リズミカルに振動します。
「迫力が違う。体全体で感じることが出来た」
(聴覚に障害のある人)
「音と光が合っていて、とても楽しめた。例えば、アニメやドラマなど
違ったものにも使えたらいいと思う」
(聴覚に障害のある人)
サウンドハグは、聴覚障害のある人にも音楽を楽しんでもらおうと開発されました。
道内のライブで使われるのは初めてだということです。
「サウンドハグはとても面白いテクノロジーです。音楽を障害の有無に関わらず
楽しんでもらう機会がより増えてほしい。そのためにもサウンドハグはより広まると思う」
(主催したハードロック・インターナショナル ジェフリーポイントンさん)
札幌で7日まで行われるこのライブには、聴覚に障害のある人たちが毎日招待され、
生の演奏を体感することになっています。
どうしん電子版 02/06
ボール抱えて音を体感 聴覚障害者がライブ楽しむ 札幌
国内アーティストが日替わりで出演する「ハードロックファミリーライブ」
が4日から札幌市で開かれている。
聴覚障害者も招かれ、音を振動や色に変えるボールを満喫している。
ボールは直径30センチで材質は非公表。
音楽の大きさやリズムを振動で、音の高さを色で表現する。
主催する米娯楽企業の日本法人ハードロック・ジャパンが
耳が不自由な人にも音楽を届けようと導入した。
5日夜はギタリストのMIYAVI(ミヤビ)さんが出演。
44人がボールを抱え、激しいギター演奏を体感した。
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