神戸新聞NEXT 2019/2/1
NIE(教育に新聞を)活動を進める兵庫県NIE推進協議会
の設立20周年を記念し、学校での新聞活用事例を紹介する実践発表会
(神戸新聞社など後援)が1日、神戸市中央区の市産業振興センターであった。
小、中、高、特別支援学校計7校の生徒らが教諭と取り組みを発表した。
手話を交え、発表する神戸聴覚特別支援学校の生徒=神戸市中央区東川崎町1
養父市立建屋小学校では、英字新聞を使った課題をこなしたり、
記事からアルファベットを探したりする「イングリッシュマラソン」を開催。
授業ではALT(外国語指導助手)と連携し、新聞の音読や単語を探した。
「知っている単語を見つけるとうれしかった」と6年の藤原璃人君(12)。
坂本和宏教諭は「目からも『英語のシャワー』を浴びることは、
読み書きの力にもつながる」と指摘した。
また、県内の特別支援学校で初めて実践校に指定された
神戸聴覚特別支援学校(神戸市垂水区)は、
小学部から高等部まで毎日のように新聞を作り、模擬取材にも挑戦した。
高等部2年の伊野翔さん(16)は
「分かりやすく伝えるのが難しい。言葉を磨きたい」。
村上優江教諭は
「聴覚障害のある子どもにとって、新聞などの文字情報を取捨選択し、
文章で主体的に発信する力を養うことは、自立につながる」
と語った。
(広畑千春)
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