タウンニュース 2019年2月1日号
地元の経営者や代表者らが集う奉仕団体、
川崎とどろきロータリークラブ(井上佳則会長)は
1月24日、川崎市聴覚障害者情報文化センターへ
災害時用ビブスを120着寄贈した。
井上会長(左)から代表者らへ目録
聴覚障害者は警報音や放送等の音声情報が入らないだけでなく、
外見からは障害者だと判断されづらいため支援も受けにくい。
今回のビブスは、そうした災害時や訓練で活用できるよう、
人目につきやすい青地に、聞こえが不自由なことを表す
「耳マーク」などがプリントされた。
同センター施設長の尾上秀夫さんは
「大変有難い。様々な活動の中で使わせていただき、その成果をご報告したい」と、
手話通訳者を介し感謝を伝えた。
川崎市中途失聴・難聴者協会理事長の伊藤實さんは
「補聴器をしていてもワイヤレスイヤホンと誤解され、呼びかけに
応じられなかったことで嫌がらせを受けたケースもあると聞く」
と、日常生活での課題についても言及。
井上会長は
「障害がある方が身近にいないと解らないところも多い。
健常者が理解を深めることも大切だと感じた。今後も地域に貢献する
クラブとして人道的活動を続けていきたい」と話した。
同センターは2000年に開設。
聴覚障害者への情報提供や相談窓口など、
現在17人の職員が事業に取り組んでいる。
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