goo ニュース 2019/01/30
福祉子ども避難所 協定調印式
(RKKニュース)
大規模な災害が起きた時、に障害児とその家族の避難所設置を目的として、
熊本市は市内の特別支援学校などと協定を結びました。
協定の調印式は、熊本市役所で行われました。
設置される「福祉子ども避難所」は、大規模災害が起きた時に市の職員を派遣し、
避難所を運営。
また、協定先の各学校には簡易のベッドやトイレ等が提供されます。
熊本地震の際には、障害児のいる家庭の中には指定避難所での生活が困難なため、
被災した自宅や車中泊での生活を余儀なくされた人たちが数多くいたといいます。
「多様な状況や事情を抱えた皆さんが避難する環境をさらに充実させていく。
そして、障害をもつ子どもの避難が確実に、そして安全に行われることが重要」
(大西一史・熊本市長)
YOMIURI ONLINE 2019年01月31日
災害時、障害児受け入れ 熊本市が特別支援6校と協定
熊本市は30日、地震などの災害時に障害児や家族が身を寄せる
「福祉子ども避難所」を設置するための協定を、市内の特別支援学校6校と結んだ。
在校生らは各校に設置した同避難所で教員の支援を受けられる。
市によると、熊本地震では、障害児のいる家族の多くが指定避難所への
避難をためらい、車中泊や被災家屋での生活を余儀なくされた。
光や音に敏感な障害児もおり、家族が避難所生活を心配したためだった。
これを受け、市は昨年8月、福祉避難所の設置運営マニュアルを改定し、
福祉子ども避難所の設置を明記した。
協定は、特別支援学校の在校生や指定避難所での避難生活が困難な
障害児と家族が対象。
震度5強以上で各校に設け、市職員や教員が支援を行う。
知的障害児向けは
▽熊本大教育学部付属(中央区)
▽県立熊本(同)
▽市立平成さくら(南区)
の各支援学校。
このほか、
県立盲学校(東区)が視覚障害、
県立聾学校(同)が聴覚障害、
県立熊本かがやきの森支援学校(西区)が身体障害
のある子どもをそれぞれ対象とする。
市は約900人の利用を想定している。
市健康福祉政策課は「障害児や家族が安心して避難できる場所を作りたい。
今後、避難訓練を行い、学校と行政で役割の確認を行うとともに、
市民への周知を図りたい」
としている。
教育新聞 2019年2月1日
障害児専用の避難所を設置 熊本市、特別支援6校に
熊本市は1月30日、地震などの災害時に障害児とその家族を受け入れる
「福祉子ども避難所」を、市内の特別支援学校6校に設置することを発表した。
避難所では特別支援学校の教員らが常駐し、障害の特性に合った、
専門性の高い支援をする。
市によると、2016年の熊本地震では、障害児のいる家族の多くが周囲への配慮から、
指定の避難所への避難をちゅうちょし、車中泊や倒壊した自宅にとどまっていた。
それを踏まえ、専用の避難所の開設に踏み切った。
「福祉子ども避難所」は震度5強以上の地震発生時、市内6カ所に開設され、
計900人の利用を想定する。
各避難所に原則特別支援学校の教員3人と、研修を受けた市の職員3人が常駐し支援する。
対象の避難所は障害の種別で振り分けられており、
知的障害児は▽熊本大教育学部付属▽県立熊本▽市立平成さくら――の各支援学校。
この他、県立盲学校が視覚障害、県立聾学校が聴覚障害、
県立熊本かがやきの森支援学校が身体障害のある子供を対象とする。
市の「障がい保健福祉課」は「特別支援学校の教員が常駐することで、
目の行き届いた配慮をしたい。市民へ周知を図り、万が一の災害時は
スムーズに運営できるよう努めたい」とした。
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