朝日新聞デジタル 2019年1月28日
三菱UFJ銀行は28日から、ほとんどの支店窓口で
手話サービスが利用できるようにした。
メガバンクでは初めての試みという。
タブレット端末越しに手話通訳オペレーターとやりとりができる
=東京都港区の三菱UFJ銀行支店
タブレット端末越しに手話ができるオペレーターとやり取りする。
筆談での対応より短時間でより円滑にやりとりができると見込む。
聴覚障害を持つ人が来店した際に、
手話や筆談など望むサービスを選んでもらう。
手話の場合、カウンターにあるタブレット端末のテレビ電話を使い、
手話のできるオペレーターが遠隔で、窓口担当者と顧客のやりとりを通訳する。
オペレーターは、手話通訳サービスを提供する
「プラスヴォイス」(仙台市)が担う。
一部出張所などを除き、窓口のある店舗ほぼすべてで対応が可能となる。
これまでは基本的に窓口担当者が筆談で対応していた。
今後は住宅ローンや金融商品の説明など窓口サービスの全般で、
手話を使えるようになる。
三菱UFJ銀の担当者は
「来店をためらっていた方にも来てもらえれば」と期待する。
同行はカウンター窓口のない店舗を導入するなど
店舗改革を進める一方で窓口を残す店舗でのサービス拡充を進めている。
金融機関の手話対応では、新生銀行も昨年4月から
同様のサービスを始めている。
(柴田秀並)
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