東広島市 “西条酒蔵通り”手話ガイド養成

NHK NEWS WEB  01月21日


聴覚に障害がある人にも東広島市の観光名所「西条酒蔵通り」

を楽しんでもらおうと、手話を使った観光ガイドを養成する講座が

20日、開かれました。  


 この講座は、西条の酒造りの歴史や酒蔵が立ち並ぶ古い町並みを

聴覚に障害がある観光客に紹介するため、手話を使った観光ガイドを

養成しようと、東広島市と地元のボランティアガイドの会が初めて開きました。 


 講座には聴覚に障害のある人や、手話サークルに入っている人など

24人が参加し、市役所で、酒蔵通りの歴史などを学んだあと、実際に

通りを歩きながら見どころについて講師役のガイドから説明を受けました。 


 講師には手話の通訳も付き、案内を一つ一つ丁寧に

参加者たちに伝えていました。


  参加者は酒造りのシンボルといわれる杉玉や赤れんがの煙突などについて

説明をうけながら、熱心にメモをとったり写真を撮ったりしていました。 


 参加した30代の女性は、

「西条に引っ越してきて1年になりますが、せっかく西条という町に住んでいるので、

手話付きで酒蔵のガイドができたらいいなと思っています」

と話していました。 


 50代の、聴覚障害のある女性は、

「酒蔵通りは魅力があるところがたくさんあります。全国から聴覚に障害のある人が

来たときに楽しみながら観光してもらえるよう頑張りたいです」

と手話で話していました。




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