神戸新聞NEXT 2019/1/11
兵庫県多可町は新成人に向けて、耳が聞こえない人たちとの
コミュニケーション方法などを指南する冊子
「二十歳のみなさんへ」を初めて作成した。
学校や社会で出会う聴覚障害者らと交流する際、どのように
工夫すれば交流の輪が広がるのかを、事例を活用して紹介。
13日にベルディーホールで開く成人式で配布する。
(長嶺麻子)
ご当地ヒーロー「タカレンジャー」が紹介する冊子「二十歳のみなさんへ」(多可町提供)
これから社会を担っていく若者に、耳の不自由な人たちのことや
手話について理解してもらおうと作成。
ご当地ヒーロー「タカレンジャー」の写真やイラストも多用し、
手話が「言語」であることなどを伝える。
冊子はA5判、カラー、9ページ。
聞こえない人と話す時のポイント
▽手話や携帯電話を使ったコミュニケーション方法
▽学校や職場での支援方法
▽飲み会や遊びでの気遣い
▽コンビニや病院など外出先での手助け
-などのほか、簡単な手話も紹介している。
同町福祉課の担当者は
「聴覚障害者でカラオケが好きな人もいる。コミュニケーションツールが違うだけで、
ほかは皆さんと一緒。まずは話し掛けてみてほしい」
と呼び掛けている。
町福祉課TEL0795・32・5120
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