Engadget 2019年1月7日
爆音テレビよさようなら
米ラスベガスで1月8日から開催の家電見本市 CES 2019開幕を前に、
オーストリアのNuhearaが補聴器機能を備える完全ワイヤレスイヤホンIQbuds MAX
を発表しました。
3つのマイクと高度なデジタル処理能力によって、聴覚に軽~中程度の障害を持つ人にも
音楽を楽しめる環境を提供します。
IQbuds MAXはNuhearaの従来モデルIQbuds BOOSTの5倍の処理能力を有し、
耳の内外の音を分析して強力かつ自然な聴こえを提供するとのこと。
外部の音を取り入れて聴こえを良くする補聴器機能はアクティブノイズキャンセリング機能
と組み合わされ、聴覚障害を患う耳でもたとえばテレビや音楽を聴きやすく調整します。
バッテリー駆動時間は補聴機能を使用した場合で5時間、音楽再生だけなら
8時間と十分な長さを備えます。
もちろんケースは充電機能付きで、IQbuds MAXを3回充電するだけの容量を備えるため、
合計すれば補聴機能使用で合計20時間、音楽再生だけでは合計32時間、
電源コンセントなしに使うことが可能です。
なお、Nuhearaはテレビ音声をIQbuds MAXに届けるためのIQstream TVなる
デバイスも合わせて発表しており、これを使えばテレビやオーディオ機器の
スピーカー音量を変えずに、独立した音声をIQbuds MAXユーザーに届ける事が可能になります。
つまり、耳の聴こえが良くない人が知らぬ間にテレビの音量を大きく
上げすぎてしまうことを避けられるというわけです。
IQbuds MAXの発売時期は2019年後半の予定です。
価格についてのアナウンスはまだありませんが、
Nuhearaは、499ドル(約5万4000円)だったIQbuds BOOSTを
上回る設定になることを認めています。
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