TOKYO MX+ 2019.01.05
TOKYO MX(地上波9ch)のワイドショー生番組
「バラいろダンディ」(毎週月~金曜21:00~)。
12月13日(木)放送の「無病息災!バラいろ健康学会」のコーナーでは、
産婦人科医の丸田佳奈先生が“
騒音性難聴の予防と対策”について解説しました。
騒音性難聴とは、騒音に長期間さらされ続けることで進行する難聴のこと。
別名、職業性難聴、ヘッドフォン難聴とも呼ばれています。
その最たる特徴は、徐々に進行するため、始めの自覚症状が少ないことです。
丸田先生いわく
「症状の出始めは、会話など生活音ではない音域から障害され、進行してから
会話の音域にまで症状が表れるため、すごく気付きにくい」のだとか。
症状は、聴力の低下や耳鳴り、耳閉感が両耳同時に起こるそうです。
騒音性難聴の原因は、騒音によって内耳の有毛細胞が障がいされることで起こります。
85dB以上の騒音に1日8時間以上さらされ続けると、5年以上の経過で徐々に難聴になるそうです。
工事現場の職場など、騒音に囲まれた環境で過ごす時間が長い男性に
発症することが多いそうです。
しかし、「ヘッドフォンなどでも騒音性難聴になってしまうケースがあるので、
最近は20代の方にも多い」と丸田先生は補足します。
85dB以上ある主な騒音レベルと基準となる時間の例が以下の通りです。
これらの基準を見てわかるように、騒音レベルが大きければ大きいほ
どリスクが高まるそうです。
そして、丸田先生が声を大にしていたのは、
騒音性難聴には治療法がなく、なってしまうと回復が困難であること。
そのため、丸田先生は
「ならないように気を付けることしかできない」
と予防の重要性を訴えました。
丸田先生が紹介してくれた
「騒音性難聴」の予防と対策は以下の通りです
◆予防と対策
・騒音環境を避ける
・ヘッドフォンやイヤホンをつけたまま寝ない
・遮音性の耳栓をする
・定期的に聴力検査を受ける
なかでも、丸田先生が強調したのは「寝たまま」のヘッドフォンとイヤホン。
「自分では聴いていなくても、耳はずっと障がいされている」と話し、
注意を呼びかけました。
そして、いつの間にか進行しているという騒音性難聴の恐ろしさにふれ、
「定期的な聴力検査を心がけてください」と話しました。
0コメント