毎日新聞 2018年12月24日
作文に書きたいことを手話でまとめ、ビデオカメラに記録する小学5年生たち
=東京都品川区で2018年11月5日、金秀蓮撮影
11月の初め、4日ぶりに明晴学園(東京都品川区)を訪れた。
教室の後ろからそっと授業をのぞくと、私(記者)に気付いた
小学5年生たちが大きく目を見開き、「金(きむ)さん!」と歓迎してくれた。
「金」と言っても、お金の意味の手話や、50音を表す指文字で呼んでいるわけではない。
左手の人さし指と中指の2本で、額を左斜めへ2度なぞる。
子どもたちが私にくれた「サインネーム」だ。
ろうの世界では名前を表す際、指文字などを組み合わせると
複雑になるため、一つの動作で済むサインネーム…
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