Daily Sun New York 12/10
【6日付ウォール・ストリート・ジャーナル】
ビック・アップル・サーカスは6日、目や耳が不自由な子どもたち向けの恒例のショー、
「サーカス・オブ・ザ・センシズ」をマンハッタン区リンカーンセンターで上演した。
目の不自由な子どもたちにはヘッドフォンを提供し、舞台で何が起きているかを言葉で説明。
耳の不自由な子どもたちには、手話で語り掛ける。
ショーの後にはピエロの鼻に触ったり、サーカス芸を試したりできる機会もあった。
鑑賞したニュージャージー州サウスプレーンフィールドのアディシン・サッファちゃん(4)は
「はしごに登った」とはしゃぎ、母親のアムナタさんは「素晴らしい」と喜んだ。
ビッグ・アップル・サーカスの 公式ホームページより
この日、児童・生徒30人を引率してきたのはブロンクス区の
ニューヨーク特別教育学校の教諭、ジャッキー・ベッカーさん。
約20年間、子どもにこのショーを鑑賞させてきたという。
ベッカーさんはショーについて「言葉の持つ意味を生き生きと体得できる」と絶賛する。
同サーカスは1977年の創立時からこの「特別ショー」を開催してきた。
経営不振で昨年、別のオーナーに売却された際も「なくてはならないショー」
として継続が決まったという。
この日、案内役を務めたのは、目が不自由なブライアン・ベラスケスさん(27)。
自身も幼いころ、このショーに通ったという。
「ここに来ると、誰もが僕のことを受け入れてくれる」
と顔をほころばせた。
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