北陸中日新聞 2018年12月6日
開会中の能美市議会十二月定例会から、本会議に手話通訳士が派遣され始め、
映され、耳の不自由な人も議会を傍聴できるようになった。
南山修一議長(右)の横で手話通訳する通訳士=能美市役所で
議場では、手話通訳士三人が議長の横に立って交代で手話通訳している。
五日開かれた市議会一般質問では、質問に入る前に手話であいさつする議員もいた。
市によると、議会の本会議に手話通訳士を派遣する自治体は県内では六市目。
市は来年以降の本会議にも手話通訳士を派遣する。
市議会は六月、本会議に手話通訳士の派遣を求める要望書を井出敏朗市長に提出していた。
南山修一議長は取材に
「市では手話言語条例が施行され、手話は言語だと明記されている。
これまで議場に来られなかった聴覚障害者の方も、ぜひ議場に来てほしい」
と話していた。 (吉野淳一)
0コメント