窓の杜 2018年12月4日
「Skype」に字幕機能が追加、
会話を認識してリアルタイムで表示
~翻訳機能も導入へ
国際障害者デーにあわせて発表
「Skype」通話にリアルタイム字幕機能が追加
米Microsoftは12月3日(現地時間)、「Skype」通話にリアルタイム字幕機能を
追加したことを、国際障害者デーにあわせて発表した。
相手の発言をリアルタイムで認識・文字起こしして、チャット画面に
表示することが可能で、1対1の通話だけでなくグループチャットにも対応する。
また、20以上の言語と方言をサポートする翻訳機能も今後数週間以内にリリースされるという。
リアルタイム字幕機能を利用するには、通話中にチャット画面右下にある
[+]メニューから機能を有効化すればよい。
設定画面の[通話]セクションでオプションをONにすれば、すべての
通話で字幕機能を初期状態で有効化することもできる。
リアルタイム字幕機能を利用するには、通話中にチャット画面右下にある[+]メニューから機能を有効化すればよい
字幕は会話に応じて自動で更新される仕組みで、日本語の場合は
ある程度の漢字変換にも対応するようだ。
発話当初は会話が間違って認識されることもあるが、そのまま
発言を続けると正しく修正されていく。
字幕の左側にはユーザーアイコンが表示されるので、誰の発言であるかも簡単にわかる。
現在の仕様では会話の表示方法をカスタマイズするすべがないが、将来的には
表示オプションの拡充も図られる予定だ。
本来は聴覚障害や難聴に悩まされているユーザーのための機能だが、聞き取りづらい
外国語をヒアリングする際の補助としても利用できるため、健常者にとっても有用だろう。
なお、本機能が利用できるのは「Skype 8」(Windows/Mac/Linux/iOS/Android)
およびWindows 10版「Skype」の“バージョン 14”(要「Fall Creators Update」以降)。
リアルタイム字幕機能がまだ利用できない場合は、「Skype」アプリを
最新版へ更新し、機能がロールアウトされるのを待つとよい。
20以上の言語と方言をサポートする翻訳機能も今後数週間以内にリリース
ZDNet Japan 2018年12月04日
「Skype」と「PowerPoint」
にライブキャプション機能--翻訳にも対応
Microsoftは米国時間12月3日、「Skype」と「PowerPoint」に
ライブキャプションや字幕を表示する機能を追加すると発表した。
発言内容が理解しやすくなるという効果がある。
ライブキャプションは、音声をテキストに変換する人工知能(AI)
によって作成され、プレゼンテーションやビデオ会議の間の発言を
リアルタイムに表示する。
字幕が必要な場合に、言語設定を変更することもできる。
母国語への翻訳が必要な人や聴覚障害のある人にとって、特に便利な機能になりそうだ。
ライブキャプションと字幕は現在、Skypeの最新版で提供されている。
1対1の通話とグループ通話の両方に対応する。
Microsoftはさらに、20以上の言語と方言への翻訳を
数週間のうちにサポートするとしている。
この機能を有効にする方法については、Microsoftのサポートページを参照してほしい。
「Android」「iOS」「Linux」「macOS」「Windows」を搭載する端末が対象だ。
Skypeのライブキャプション機能 提供:Microsoft
PowerPointにライブキャプションと字幕が提供されるのは、
2019年1月下旬になる予定だ。
Microsoftによると、12種類の話し言葉を認識し、
60を超える言語で字幕を表示するという。
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