iPhoneで、Bluetoothイヤホンを補聴器風に使おう

マイナビニュース  2018/12/03


 耳の聞こえが悪くなったけれど年齢以外に特別な原因が見当たらない「加齢性難聴」。

50歳台から始まり60歳台後半になると急増するそうです。


 順調に年齢を重ねるのは素敵なことですが、ちょっと待ってよ、と。

補聴器を着けるのはイヤだよと。

70を過ぎたら諦めるけれど、せめて60歳台は補聴器なしで、と考える人は多そうです。 


そんなときに検討したいのが、iOS 12の新機能「ライブリスニング」。

 AirPodsなどのマイクを内蔵したBluetoothイヤホンを接続しているとき有効化すると、

iPhone内蔵のマイクを利用して周囲を集音、Bluetoothオーディオとして

Bluetoothイヤホンに届けてくれます。


人目にはBluetoothイヤホンですから、目立ちません。 

 ライブリスニングを利用する場合、事前準備が必要です。


 『設定』→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」の順にタップし、

「聴覚サポート」をタップして追加しましょう。

すると、次回コントロールセンターを開いたときには耳の形をした

ライブリスニングのボタンが表示されます。  


 使いかたはかんたん、コントロールセンターを開きライブリスニングボタンをタップし、

現れた「聴覚」ダイアログをタップしましょう。


 するとライブリスニングが「オン」に変化し、iPhone内蔵のマイクで拾った音が

Bluetoothイヤホンで再生されます。

あとはiPhoneを音の発生源近くに置けばOKです。  


 効果はかなりのもの。幸い筆者の聴覚は健常なため、音量最小のテレビ近くに

ライブリスニングを有効にしたiPhoneを置き隣の部屋に移動するという

テストを実施したところ、Bluetoothイヤホンでしっかりテレビの音を

聴くことができました(難聴以外の目的にも使えてしまいます)。 


 ライブリスニングは、AirPods以外のBluetoothイヤホンも利用可能です。

Appleのサポートページには、AirPodsの利用を前提とした説明が記載されていますが、

筆者が試した限りではオーディオテクニカ「ATH-DSR5BT」など

完全ワイヤレスではないBluetoothイヤホンでも動作しています。


操作手順をカンタン解説

1 『設定』→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」の順にタップし、「聴覚サポート」をタップしてコントロールセンターに追加します


2 コントロールセンターにある耳型のボタンをタップします


3 現れたダイアログをタップすると、ライブリスニングをON/OFFできます(画面はAirPods利用時)


4 AirPodsではないBluetoothイヤホンも利用可能です(バッテリー残量が表示されないなどの違いがあります)


※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。




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