青森市の県立青森聾学校の卒業生で、日本ろう者劇団（東京都）の舞台役者として活動する山本のぞみさん(36)＝青森市出身＝が29日、母校を訪れた。ろう者の日常を舞台パフォーマンスで表現し、講演では障害があっても諦めず、自ら積極的に動くことの大切さを訴えた。　文部科学省の交流事業の一環。同校や交流のある青森南高校の生徒、保護者ら約70人が参加した。　両親と姉、家族全員がろう者の山本さんは、同校卒業後に劇団に入り、10演目以上の舞台や映画に出演。手話によるろう児への絵本読み聞かせにも取り組む。　手話と…