神奈川戸塚区「着用はなるべく早めに」難聴の補聴器職人

タウンニュース  2018年11月29日


難聴の補聴器職人・大槻さん 

「着用はなるべく早めに」


 平均寿命の延びと比例するように増え続けるのが、加齢に伴う難聴だ。

その割合は65歳以上で3割、75歳以上の半数ともいわれ、

多くの人が会話に苦労を感じている。 


 「スムーズに会話できないことは多くの機会を失います」と話すのは、

戸塚区の補聴器職人・大槻公孝さん。

補聴器の説明をする大槻さん


 重度の難聴を患い、長年勤めていた会社を辞めざるをえなかった経験を持つ。

「当時たまたま良い補聴器職人に出会い、自分に合う補聴器を手に入れられたが、

世の中にはちゃんとした補聴器職人が本当に少ないと痛感した」と話す。


全国から来客  

 大槻さんはその後自ら補聴器職人となり、日々調整技術を磨いている。

その評判の高さとテレビ局による取材も相まって、北は北海道、南は沖縄から日々来客がある。

「この聴こえ方を探していた」と涙を流す人も多い。 


 一方で年齢を重ねると、指先の機能や認知機能が衰えてしまうため、

高性能の小さな補聴器を耳に着用する作業が難しくなるケースが多く見られるという。


「近年は高齢でも取り付けられるタイプも充実していますが、可能な限り

早めの着用をおすすめします」と話す。


  補聴器は決して安くはない買い物だが、だからこそ店選び(=職人選び)

から徹底したい。

「人生100年時代。自分に合う補聴器と共に、残りの長い人生を豊かに過ごしてほしい」

と訴える。


■おみみショップ 

 日・月・祝以外、午前10時〜午後6時  

【住所】戸塚区下倉田町244の1  1階 

【電話】045・861・8984







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