TOKYO WEB 2018年11月28日
伝えたい 手話の魅力
中原の人形劇団「ひとみ」
横浜で来月2日啓発イベント
手の動きに加え、表情などでも意思疎通をする手話の魅力を知ってほしいと、
人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」(川崎市中原区)は
12月2日、横浜市西区で県などが開く啓発イベント
「手話の世界へGO!!」に出演する。
手話を知らない人でも楽しめる内容にする。
(志村彰太)
「のはらうた」の世界観を人形で表現するデフ・パペットシアター・ひとみのメンバー
(同劇団提供)
劇団は、NHKで放送された人形劇「ひょっこりひょうたん島」を演じた
「ひとみ座」を母体に、「せりふの少ない人形劇をつくりたい」と一九八〇年に結成。
現在所属する六人の役者のうち、三人が聴覚障害者という。
童話、故事などを基に脚本を考え、これまでに二十一作品を制作。
せりふを手話で同時通訳したり、発話の代わりに表情と体の動き、
音楽の生演奏で表現したりするなど工夫している。
今回披露するのは、童話作家工藤直子さんの詩集「のはらうた」の中から、
「はるがきた」など三作品を手話と音声で情感豊かに読み上げ、
人形で世界観を表現する。
広報担当の中西優樹さん(26)は「人形に触れられる時間も設ける。
子どもたちが手話に関心を抱いてくれれば」と話す。
当日は午後零時半~午後四時半、クイーンズスクエア横浜のイベントスペース
「クイーンズサークル」で。
他に、県内公立中高生が手話を学んだ成果の発表会や、
童話「桃太郎」の手話による読み聞かせなどがある。
入場無料。
問い合わせは県地域福祉課=電045(210)4804=へ。
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