朝日新聞デジタル 2018年11月26日
山形 障害に応じ働ける場、
半世紀 県リハビリセンター
衛生検査をクリアしないと入れない加工室。マスクと帽子をつけて作業していた
=2018年11月9日午前、山形市大森の県リハビリセンター
障害がある人が働く場をつくろうと誕生した
山形県リハビリセンター(山形市大森)が、設立50周年を迎えた。
タンス用の合板などを作る作業所として立ち上がり、半世紀。
近年は、食品分野に範囲を広げ、独自商品の開発にも力を入れる。
衛生検査をクリアした人しか入れない食品加工室で
「ピピピ」とタイマーが鳴った。同時にフラッシュが光る。
白い帽子とマスク姿の作業員がそれを見て、冷却槽から網で
手早く豆腐のパックを引き上げていく。
加工室で働くのは、主に聴覚に障害がある人たち。
同センターの岩松剛・業務課長補佐(45)は
「音ではなく、目で見て分かるようにしています。作業の指示も指さしや手話です」。
加工室の外からガラス越しに作業員に手話で話しかけ、
「便利なんですよ、手話」と笑った。 作っているのは豆腐や、大豆飲…
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