ろう者と聴者が協力して脱出を目指す「異言語」脱出ゲームの魅力!

IGNITE  2018年11月9日


よしもと芸人も体験!

ろう者と聴者が協力して脱出を目指す

「異言語」脱出ゲームの魅力!


異言語脱出ゲーム」というのをご存知だろうか。 

ワークショップなどを行う一般社団法人「異言語Lab.」が生み出した、

謎解きの要素に手話・筆談・音声などを組み合わせた

新しいスタイルの脱出ゲームだ。

先日、吉本興業が「異言語Lab.」とコラボレーションし、

国連で採択された世界共通17の目標=“SDGs”を謎解きのキーワードとした

特別バージョンで、芸人たちも参加して行われた。

この日は、1日2回、「異言語脱出ゲーム~淳風大学からの卒業 SDGsバージョン~」が実施された。


 今回のゲームでは“淳風大学”を卒業することがミッションとなり、

手話や指文字を知らないと解けない謎も含まれるため、必然的にチーム内での協力、

より深いコミュニケーションが不可欠となる。

1つのチームは事前に募集したろう者・難聴者と聴者による6人で構成。 


1回目に河本準一(次長課長)、黒瀬純(パンクブーブー)、トット、田畑藤本が参加。 

さらに西川きよしは学長として、 ガリットチュウ・福島善成も出題者としてVTRで出演し、

謎とゲームを盛り上げた。

1時間の制限時間内に謎を解き、卒業=クリアを果たせたのは6チーム中2チーム。


 第2回目は、脱出ゲーム好きとして知られる麒麟の田村裕、大西ライオンらが参加。

終盤で苦戦が見られ、卒業に至ったのは手話を学び、

デフバスケットボールのチームとも交流を持つ麒麟・田村のチーム1つのみ。

「いつもの脱出ゲームより伝わった時の喜びは大きくて、途中のコミュニケーションで、

ろう者の方と分かり合えた喜びが非常に大きく、

非常に貴重ないいものだなと思いました」と田村。 


 ニューヨークの国連本部から来日し、ゲームに参加したジェフリー・ブレーズさんも

「こんな面白いゲームを作って、SDGsを知ってもらう。そして深い意味で

分かってもらうゲームを作ったのはスゴいことだと思って感動しています。

ぜひ世界版を作って頂きたい」と感想を漏らし、

「異言語脱出ゲーム SDGsバージョン」のさらなる展開に期待を寄せる。

今後も、「異言語Lab.」の活動を、ぜひ注目していきたい。

(Takako.S)




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