NHK NEWS WEB 10月27日
聴覚や言語に障害がある人たちを対象にした緊急通報システムの説明会が
神奈川県海老名市で開かれ、参加者がスマートフォンなどを操作して
通報内容を伝える手順を学びました。
「NET119緊急通報システム」は、聴覚や言語に障害がある人たちが
スマートフォンなどを使って、画面の操作だけで救急車や消防車を
呼ぶことができるシステムで、海老名市で27日、通話による通報が難しい市民を対象に
使い方の説明会を開きました。
参加者は、外出先でもGPS機能で居場所を簡単に通報できることや、
文字のやり取りで体調や現場の状況などを伝えることができることを学びました。
このあと、自分のスマートフォンなどで通報までの手順を繰り返し、
いざというときに落ち着いて通報できるよう練習していました。
総務省消防庁によりますと、ことし6月時点で、このシステムを導入している
消防はおよそ2割にとどまっていて、東京オリンピック・パラリンピックまでには
全国で利用できるよう普及を目指しているということです。
参加した聴覚障害者の女性は
「どこからでも通報できるようになってよかった。
早くシステムが全国に広がってもらえれば、安心して生活できる」
と手話で話していました。
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