琉球新報 2018年10月18日
手話で劇「かぐや姫」
中城で上演 上田、青木さんが表現豊かに
【中城】
沖縄県北中城村社会福祉協議会を中心に活動する手話サークル「若松」
が6日、中城村の里山月桃院で「万灯会(まんそうえ)コンサート」を開いた。
ろう者が手話による「かぐや姫」の劇を披露したほか、琉球古典音楽の演奏もあった。
来場者は初秋の月光の下、劇や音楽を楽しみ、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。
昨年に続き、2回目の開催となった。劇には聴覚に障がいのある
上田美佐子さんと青木勝志さんが出演した。
「かぐや姫」を演じる上田美佐子さん(左)と青木勝志さん=6日、中城村の里山月桃院
豊かな表現と手話で、かぐや姫の世界を観客に伝えた。
サークルは毎週水曜日にろう者と共に活動し、交流を深めており、
自己表現の場をつくろうと劇が企画された。
メンバーの一人で同院の忠岡照道院主は
「耳で音楽を楽しみ、劇を目で見て楽しむ。
聴覚に障がいがある人もない人もこの空間で何かを感じてほしい」
と話した。
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