山陽新聞デジタル 2018年10月14日
近大付属広島中福山校で手話講座
1年生が障害への理解深める
近大付属広島中福山校(福山市佐波町)で12日、手話講座が開かれた。
1年生約150人が聴覚障害者らから動作を習い、障害への理解を深めた。
門田理事長から手話を学ぶ生徒たち
講師はNPO法人福山ろうあ協会(西町)の
門田潤美理事長ら聴覚障害者4人と手話通訳者4人。
病院で診察に呼ばれても分からなかったことなど、
耳が聞こえず困った事例を教わった。
続いて手話の動きを習い、あいさつや学校名、
簡単な自己紹介の方法を学んだ。
学校名にも登場する「福山」は顎をつまみながら下へ引く動作と
片手で山をイメージできる放物線を描いて表現。
講師から自分の名前の表し方を教わると、友達同士で練習していた。
最後に門田理事長は「必ず相手の目、顔を見ることがマナーです」と生徒に呼び掛けた。
女子生徒(12)は「手話が少し分かったので、あいさつだけでなく積極的に交流したい」
と話した。
同校では手話講座を2001年から行っている。
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