Googleスライドが字幕の自動生成に対応

Engadget 日本版  2018年10月9日


プレゼンツール Googleスライドが

字幕の自動生成に対応。

現在は英語のみ


 GoogleがプレゼンテーションツールのGoogleスライドに、

字幕の自動生成機能を追加すると発表しました。 


 Chromeブラウザを利用する場合に限りますが、スライド表示に使うPC(またはMac)に

マイクを接続し、CCボタンを押すと、話している内容が

スライド内にリアルタイムで表示されます。


 Googleは2018年2月、YouTubeライブに字幕の自動生成機能を追加しましたが、

それをGoogleスライドに持ち込んだ形です。  


 なお、字幕は保存されず、あとでスライドと一緒に配布するといったことは出来ないようです。 

現在、利用できるのは米国英語のみですが、今後、より多くの言語をサポートする考えとのこと。


 また、字幕の生成も機械学習により強化されていくとしています。  

基本的に、聴覚障害を持つ人に向けたアクセシビリティ強化の一環ではありますが、

広い会場で音が小さかったり、騒がしい会場での

プレゼンテーションなどでも役に立つはずです。 


 自動で字幕を付けるだけではなく、そのデータをテキストとして

保存してくれれば文字起こしの手間も省けますが、そこまで行くのはもう少し先の話でしょうか。

しかしぜひ期待したいところではあります。  

この機能は今週から徐々にすべてのユーザーに展開されるとのことです。


Google Slides Closed Captions

 Google   youtube




ZDNet Japan  2018年10月09日


「Googleスライド」に

クローズドキャプション機能

--プレゼンを即時に分析して字幕に

 Googleは米国時間10月8日、「Google Slides」上で米国英語の

クローズドキャプションを自動的に付加する機能を展開していくと発表した。


 この機能により、難聴者を含む、聴覚障害をもつ人々がアクセスしやすい

プレゼンテーションを作成することが可能になる。


  この機能は、 プレゼンテーションの発表者のコンピュータに搭載された

マイクを使用して、発表者の話した内容をリアルタイムで分析し、字幕として表示する。


 利用できるのは、「Google Chrome」ブラウザを使用するノートPCや

デスクトップPCを用いて、1人のユーザーが米国英語でプレゼンテーションを実施する場合。


Googleによると、今後はより多くの国や言語に対応していく計画だという。

  Googleは2017年に開催した同社の年次カンファレンス「Google I/O」において、

アクセシビリティ設計の重要性を強調し、その根拠として5人に1人は人生を通じて

何らかの障害を抱えるという点を挙げていた。


 さらに、アクセシビリティエンジニアリング担当製品マネージャーを務める

Patrick Clary氏は2017年に米ZDNetに対し、アクセシビリティ機能は

すべての利用者にメリットをもたらす製品改良につながると語っていた。


  例えば、新たに提供されるこのクローズドキャプション機能によって、

騒がしい場所や、音響設定の良くない場所で実施される

プレゼンテーションの聴衆にメリットがもたらされる。


 またGoogleは同日、クローズドキャプション機能によって、

英語を母語としない発表者や、発表者が発声障害を抱える場合にも

メリットがもたらされると述べている。







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