上毛新聞 2018/10/06
アート通じ触れ合いを
聴覚障害の奥泉さん(渋川)
自宅改築しギャラリー
「多くの励ましの言葉が創作につながっている」と話す奥泉さん
聴覚に障害があり、働きながら創作活動をしている奥泉志帆さん(26)
=群馬県渋川市渋川=が20日、自宅を改築したギャラリー
「アトリエ・オーク」をオープンする。
絵画やミニチュアハウスなど幅広い作品を展示する。
奥泉さんは「耳が不自由だとコミュニケーションを取りにくいこともあるが、
作品を通して多くの人と触れ合える」と話し、来場を心待ちにしている。
ギャラリーには、15歳から現在までに制作した平面と立体作品28点を展示。
中世ヨーロッパの建築物をモチーフに、糸や端切れ、
皮で外壁をつたうツルや屋根の凹凸を表したミニチュアハウスなども並ぶ。
20歳の時、渋川市民美術展で最高賞に輝いた絵画「祖母のミシン」も注目作だ。
制作中の新作も今後披露する。
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