2018年9月13日(木)(愛媛新聞)
行員対象に研修会
愛媛銀行、聴覚障害者への窓口応対を学ぶ
聴覚障害者に安心して銀行窓口を利用してもらおうと、愛媛銀行(松山市)は12日、
松山市南持田町の同行研修所で行員対象の研修会を開いた。
窓口業務を担当する入行1~2年目の41人が筆談など円滑な応対を学んだ。
筆談ボードなどを使った対応を体験する行員=12日午後、松山市南持田町
松山市社会福祉協議会の要約筆記者や聴覚障害者らが講師を務め、口元を隠さず、
ゆっくり話すなどの注意点を紹介。行員はヘッドホンを着けて聞こえにくい状態をつくり、
筆談ボードなどを使ったやりとりを体験した。
古川支店の枡中日菜さん(22)は「耳が聞こえない環境は思っていた以上に不安だった。
今回の経験を窓口業務に生かしたい」と話した。
愛媛銀は2015年9月から、聴覚障害者に筆談で応対するなどコミュニケーションに
配慮することを示す「耳マーク」の表示板を窓口に設置している。
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