国民的アイドルと現代の魔法使い、収録の裏側!

 NHK  2018.08.21


国民的アイドルと現代の魔法使い、収録の裏側! 

SWITCHインタビュー 達人達(たち)「二宮和也 × 落合陽一」 

9月1日(土)[Eテレ]後10:00~11:00



 異なる分野で活躍する2人の“達人”が、番組の前半と後半でゲストとインタビュアーという

立ち位置を「スイッチ」しながら、それぞれの「仕事の極意」について語り合い、

発見しあう番組「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」。 


 9月1日(土)の放送には、国民的アイドルグループ・嵐の二宮和也さんと

“現代の魔法使い”とも称される筑波大学准教授 兼 学長補佐の落合陽一さんが登場! 

どんな話をし、収録の雰囲気はどうだったのか……。


内堀彰子ディレクターに、気になる収録の裏側を聞いてきました!


相性抜群!一瞬で打ち解けたふたり


──二宮和也さんと落合陽一さん、この組み合わせが実現した経緯は?


 まず二宮さんの出演が決まり、お相手はどなたがいいか伺ったところ、

落合さんのお名前が出たんです。


 そのことを落合さんに伝えると、「光栄です」と快諾してくださいました。 

この番組は前半と後半、それぞれ出演者同士が交代でインタビュアーを務め、

収録もそれぞれの“ホーム”的な場所で行うため、2日にわけて撮影をすることが多いです。


 しかし、今回おふたりが本当にお忙しくて! 

スケジュールが合った日に1か所で、約4時間一気に撮影しました。


──台本や事前の打ち合わせなどはあったのでしょうか?


 台本と呼べるほどのものは用意せず、ざっくりとした進行表しか決まっていなかったですね。

本番当日は、少しだけ別々に打ち合わせをしました。


 二宮さんに落合さんへの質問内容を問いかけると

「(何を聞くかは)実際に会ってみてからかな」とおっしゃったことが印象に残っています。

落合さんの研究や、いまどんなことを考えているのか。

気になることはあるけれど、全ては本人と話してみてから、

その場のフィーリングを大事にしたい、と。  


 対する落合さんも、実は二宮さんと近いスタンスでした。

「聞きたいことはいっぱいあるので、僕の自由にやっていいですか?

(スタッフから追加で)質問項目を出されたとしても、その通りに聞かなくて大丈夫ですか?」

などこちらに確認があり、

「もちろんです、何をお話ししていただいてもかまいません」とお返事しました。


──二宮さんと落合さんが対面したとき、一体どんな雰囲気だったのか気になります!


 おふたりは4年ほど前、嵐のレギュラー番組で一度会っていらっしゃいます。

ただそのときは一対一で深く話したわけではなかったとのこと。

だから今回は実質初対面にも近かったんですよね。


 けれど、顔を合わせる場面を撮ったときに「あ、これ大丈夫だ!」と確信できるぐらい、

一瞬で打ち解けていました。


 すぐに仲良く話しはじめたので、抜群の相性の良さを感じましたね。

ノリや感覚が似ているのかもしれません。


 しかも、おふたりともインタビューをされることに慣れているだけでなく、

“相手の話をきちんと聞くことができる”人。


 そこに一発勝負という集中力と、互いへの貪欲な好奇心が加わり、濃密な時間になりました。


インタビュアーとしてもプロフェッショナル!


──おふたりのインタビュアーとしての手腕は?


 聞く力がとにかくすごいです。まず二宮さんですが、

落合さんの専門分野は私たちにはちょっと難しいことも多く、

どんな話になるのか心配な部分もあったのですが、

落合さんの回答を咀嚼そしゃくして返していくんです。


 「それってこういうこと?」、「こういうことだと思ったけど、どう?」って。

そして、わからないことはわからないと素直に言う。


 実は事前打ち合わせのとき、二宮さんから

「僕は落合くんのやっていることをそこまで深く知らないから、

わからないことが出てきたら“わからない”と言ってもいいですか?」と聞かれました。


 落合さんに失礼のないように、という二宮さんの細やかな気遣いですよね。

見ている方にもより伝わりやすいインタビューになっていたと思います。

自らを電波や音など波動を扱う人間だという落合さん


──後半の落合さんはどうでしょう?


 前置きとして、落合さんってとてもピースフル&チャーミングで、自由な方だと感じました。

猛烈に頭が良くて何にでも対応でき、すごくオープンに接してくださるんです。


 二宮さんに対しては、本当に自由に質問を投げていましたね。

あと、二宮さんの顔をずーっと見ていた(笑)! 

まるで“興味を持って対象を見ている”というか、二宮和也という人が

どんな成分で出来ているのか分析しているようでした。


  また、二宮さんはジャニーズ事務所のアイドルとして活動をされている一方、

俳優としてもハリウッド映画に出演するほど一流な方。


 落合さんはその活動を「日本の文化のひとつ」という観点、

そして二宮さんを「文化の担い手のひとり」として

見ているようなところがありました。


──収録中、特に印象に残っていることやおもしろかったことは?


 同じ日同じ場所で撮っているのに、前半と後半でスピード感が全然違うんですよ。

前半、インタビューを受ける落合さんは、頭の回転もしゃべるスピードも早く、

二宮さんもものすごい反射神経で切り返すからあっという間に会話が進んでいきました。 


 逆に二宮さんは自分が答える側になると、誠実に丁寧に考えながら話されるので、

トーンがゆっくりなんです。


 すると、落合さんもペースをあわせるんですね。

本番前に二宮さん、落合さんそれぞれが

「相手に会ってから」

「自由にやりたい」

と語っていたことは、これか!と。


落合陽一だから引き出せた、二宮和也の「アイドル」論


──二宮さんはマジックも披露したとか?


 実は落合さんはマジックがお好きということで、

二宮さんに事前に頼んでみたら快く引き受けてくださいました。

これも「どんなマジックをやるかは当日その時までわからない」とおっしゃっていたんですよ。


 現場では、会話の流れで落合さんがどんなマジックが好きなのかを計りながら、

こういうのは見たことあると思うからこっちはどうかな?

と即興で披露してくださいました。

本物のマジシャン!?

というぐらい堂々とした姿でした(笑)。


──収録終了後の様子は?


 おふたりとも「こんなに自由でいいの?」

「こんな好きにやって大丈夫だった?」と言うぐらい、

時間も忘れて楽しんでいたようです。


 スタッフがOKですとサインを出してからも30分ほど盛り上がっていましたから(笑)。


 ちなみに、二宮さんは落合さんよりも5歳年上。

それもあってか、落合さんが

「こんなにお兄ちゃん的な感じで話を聞いてくれる人に久しぶりに会いました、

ものすごく話しやすかった」と語っていらっしゃいました。


──最後に、今回の見どころをお願いします!


 良い意味で野放しの「対話」が弾んだ1時間になっています。

二宮さんも落合さんもメディアにたくさん出ていらっしゃいますが、

長時間本音でお話ししているのを見る機会って、あまりないと思うんです。


 おそらく、おふたりをもっともっと好きになるのではないでしょうか。

 番組では二宮さんを「アイドル」、落合さんを「筑波大学准教授 兼 学長補佐」

という肩書きで紹介しています。


 二宮さんがなぜご自身を「アイドル」と言い続けるのか。

落合さんの言葉巧みな引き出し方によって、二宮さんが丁寧に語ってくださいました。


 これは落合さんの前でないと、聞けなかったかもしれません。

おふたりのトークに、ぜひご注目ください。


内堀ディレクターいわく

「おふたりのファンの方はもちろん、これまで二宮さんと落合さん

のことをよく知らなかったという方にも、絶対に楽しんで

いただける回だと思います」とのこと。期待大です!!




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